うたかたおもひ -3ページ目

『BAGDAD CAFE』

バグダッド・カフェ 完全版

名前だけ知っていて、

観たことのなかった作品。


我が家の水嫌いのわんこ2匹

なだめすかして丸洗いした後、

体力消耗してTea Time


よくみたら、

抜けるような青空。


借りていたバグダッド・カフェを観る。

予備知識ゼロで観たので、

最初は意図がつかめず、オロオロ

わかることは、

この主題曲はとっても有名ってことと

イラク映画ではなかったということだけ。


がむしゃらに怒る女主人

小花柄のスカートに褐色の足がとてもよく似合ってる

がとにかくこわくって、びびりながら、

自分もカプチーノを入れる。


ドイツ人の眉に興味を持ちつつ、

最後まで観終われば、

なんてことはない


そうか、そうか。

こういうお話なのね。


最後まで怒られっぱなしだったら、

嫌だけれども、

途中から笑顔がキラキラキラキラ出てくるから、

文句はないよ。


お掃除の時間からが

おもしろいところ。

ヒステリーは治っちゃう。

最後の最後は、

思わずつっこんじゃったよ。


保安官とカウンターにいた雇われている男の子は

ネイティブ・アメリカンの人なのだろうか?

とにかくそんな顔だちで、

保安官の長いシルバーの髪にみつあみスタイル

すこしドラゴンボールのウパその父ボラ?を思い出してしまいましたとさ。



『本当はちがうんだ日記』 * 穂村 弘

著者:穂村 弘
タイトル:本当はちがうんだ日記

武しゃん、

真ちゃん、

ミキさん。


わたしのまわりの読書家3強

そろって推薦したエッセイスト穂村さん


とうとう、彼の作品を読んでみましたよー!


こりゃ、たまらんね。

まず、冒頭。


私しか知らないことだが、実は、今ここにいる私は

「私のリハーサル」なのである。これはまだ本番ではない。


今の惨めさに、

これは人生のリハーサルだからさ、と耐える著者。

本番はもっと素敵になるんだってこと。


すごーいね、すごい!

電車の中でけらけら笑っちゃたよ。

自分にずっとあだ名がないことを悩む40代の人って・・・。


それも、

かなりねじくれてる。

かなりひねくれてる。


こんな人が大人でもいいのかと、

わたしはだいぶ安堵してしまう。

今もそうなのかどうかは未確認ですが、

2003年頃このエッセイの序盤らへん)は、

サラリーマンなのです、穂村さん!

しかも総務課長!!


名前も本名だろうし、

今となっては写真もかなりいろんなところでお見かけします。

あんなに世間とのズレに悩んでるのに、

羞恥心はどう動いてらっしゃるのだろう?

不思議な大人


わたしが彼の部下だとしたら、

ああ、この人、こんな風に仕事しつつも

ナッツのことで頭いっぱいなんだよ、どうせ。」と

猛烈に面白がって、観察してしまうだろうな。


人間らしい、この人は。

大人はみんなクールぶって大人を演じてしまう人が多いけれど、

とことん素直に話すってのも、よいでしょ。

あだ名がなけりゃ、淋しいし、

負のスタンプをためこんで、笑顔も醜くなるってことさ。


この人の作品は

もっともっと読まなければならない。

3強が勧めるのもわかるよ。

だけれども、

この人のエッセイを好きだという人は

わたしを含めて

多少、どこかひねくれてる人だと思います。

3強の方々、お気を悪くしないで、

あくまでも好意的に一癖ありのいい人ってことです。


『かもめ食堂』

かもめ食堂その1


観たその日の夜に風邪をひいてしまったので、

レポート遅くなってしまいました。

観たのは先週末の金曜日


4月28日でございます。

さあさ、みなさま、その日にしばしタイムスリップいたしましょう。


抜けるような青空で、

ぽかぽか陽気なフライデー!


というわけで午前中に瑣末な用事をすませて、

ゴキゲンに池袋へ。

長野カナダへ旅立っていくハガキを

ポストへ投函後、ランチ


うーらーらーかー


そんな気持ちを持て余してても仕方ないじゃない。

というわけで、迷わずチケット売り場へ直行。

こんな天気の日に、この映画を観たかったんだもの。


ほんとうは、ご無沙汰していた友人を誘おうと思ってたのだけれど、

えーい、ごめんよ

と、潔くチケットを購入。


映画を観るまでの工程ではなくって、

内容は???

って、まあまあ、あせらずに。


言うことなしですよ。

出演者のお三人さんを確認しただけで、わかりきっていたこと。

小林聡美さんも

片桐はいりさんも

もたいまさこさんも!

わたしとしては、はいりさんダントツで壺だったわけですが。


オール・フィンランドロケということで、

の映像など瑞々しくってステキ


イッタラピッチャーなど洗練されていて

これまたほんとうにステキ

マリメッコのあのカラフルさなどもね。


ラストシーンがなんともよくってさ。

うふふな気分。


この映画にくらりときたわたし。


かもめ食堂その2


かばんの形しているのが、

映画のパンフレット

まんなかのが、

フィンランドの風景満載のポストカード

かもめ柄のがサントラ


ええ、買いすぎでしょ。

ひとりで感化されまくったのですよーだ!

サントラには陽水さんのクレイジーラブも入ってる!!


映画の中で、

三人がエプロンというか前掛けをしているシーンがふんだんに登場します。

なんだかそれがすごく羨ましくなってしまって、

自分用の前掛けをつくろうかなと思案中


そういや、わたしの大正生まれのばあさまもお手製の前掛けをしてたっけ。

着古したスカートなどで作ってたって聞いたことがあったなぁ。

ばあさま、まだ覚えてらっしゃるかしら???


というわけで、わたしのうふふな週末のお話はおわりです。

ゴキゲンすぎて夜中に湯冷めして風邪ひいたわたし。

なんて、なんてバカ者・・・。


天罰、くらう。

うかうかしていたら、天罰をいただきました。


この年で湯冷めして風邪ひいた、

だなんて恥ずかしくって言えません・・・。


昨日、今日はくったり眠っては水分補給

ポカリスエットを欲すも買いにいけるチカラなし)、

眠っては念力の夢壮絶にうなされ、

また眠っては自己との葛藤

あー、なにやってんだぁ的なに悩まされておりました。


うー、そうこう言ってても、明日はお仕事!

しかと働かなければ。


それにしても、

鼻セレブってすごいよ!

王子製紙は天才だ!!


バトンいただきました。

? 回す人を最初に書ぃてぉく。

どうしよう、回すの不得意なわたしです。

欲しけりゃだれか貰ってちょうだいな。


? 御名前ゎ?

まりえです。

? 御幾つですか?

22歳です。

最近よやく年相応に見られるようになってきました。

服装などによっては年下に見られることも!!

奇跡???

よかったね、小学5年生のときのわたし。

案ずることなどなかったよー。

? 御職業ゎ?

んーと、

なんと言いますか・・・。

都内にて雑貨の販売をお手伝いさせてもらってます。

いろんな人と出会えます。

女性の格好をした男性だとか、

エンドレス独り言の方だとか。

最近は自身の独立や旅の本を書かれた方が

ご来店されましたよ。



? 御趣味ゎ?

これまた、むつかしいですね。

趣味といえるほどの堂々とした知識はないのですが、

本を読むのは好きです。

音をきいて、にこにこ笑ったり踊ったりするのも好きです。

自転車こぎながらのはなうたもやめられません。

あーとーは、

あたたかい陽だまりで瞼が閉じそうで閉じないうたたねだとか、

全般的にだらだらすることを好みます。


? 好きな異性のタィプゎ?

どうやら芸術的な側面を持つ人に弱いようです。

楽器が弾けるとか、

絵心ありとか、

複雑な数理を解き明かせますとか、

土を練って器焼いてますとか、

情熱的な文章かきますとか、

写真にうるさいとか、

料理つくりますとか・・・。


妙にマニアックな知識をお持ちの方に

強く興味を持ってしまいますが、

それは人間的な興味であるので、

女性だとしても釘付けになってしまいますね。


今日なんかは

「ヘッドハンターからの電話」というトピックの英文を勉強していらした女性に

心を奪われそうになってしまいました。

近々、ヘッドハンティングされる予定があるのかなー?

すごく限定的なシチュエーションですが・・・。


? 特技ゎ?

技などなーんもありませんよー。

? 資格何か持ってますか?
  
えーと、

ドイツ語4級(なぜか取得。しかも最もレベル低い級。) 

あと、漢検2級です。

 
? 悩みが何かありますか?

将来に対するぼんやりとした不安・・・。

ね、先生?

竜ちゃん


? 御好きな食べ物と御嫌ぃな食べ物ゎ?

好き・・・グレープフルーツ、ポカリスエット、豆腐、ピーマン、挙げたらきりないな。

嫌い・・・高野豆腐は得意ではない。スポンジ食べてる気分になりません?


嫌いとは別にアレルギーにて食べられないものが結構あります。

軟弱なしるし。

甲殻類が食べられません。

? 貴方が愛する人へ一言!

帰っておいで。

? 回す?人を指名すると 同時に其の人の他己紹介を。


だーかーらー、

わたしってばそういうの苦手なのですってば。

ご指名はしませんが、わたしが仲良くさせて頂いてる方たちは、

みんなそれぞれ味があって技をもってて、

いいやつばっかりなのですよー!!


男前のせいで、ほろ酔いな文章。

お粗末様でした。

男前に、くらくら。

男前!

生ビールとお前がいればそれでいい!

ちょいと浮気で、ちくわも同席。


ネーミングがいちいちステキ!!

そして、お味はもっともっとステキー!!!


母は「プリンかと思ったー、あまりのおいしさにメールしようかと思ったわ

とのたまった。


母娘で、男前にメロメロ

次はジョニー、いっとく???


男前の仰せの通りにしてみました。


くいっと。


はぁー、しゃ~わせ~ドキドキキラキラ


ほんとうに、ビールとあんたさえいてくれたなら、

もう、どうにでもしてっ!!

ビール、生じゃなくって残念・・・。





『流しのしたの骨』 * 江國 香織

著者:江國 香織
タイトル:流しのしたの骨

久しぶりに読み返した、このお話。

もう、何度目だろう?

初めて手に取ったのは中学生の時だったでしょうか。

もう、遠い遠い昔のこと。


タイトルの持つ薄暗さとは裏腹

このやわらかさわやかな表紙。

ガーゼにやさしい色合いの刺繍。


そのギャップに惹かれて買ったのを

今もはっきりと覚えている。


お話は、なんてことのない。

両親、三女一男の6人家族のお話。

とりとめのない日常


主人公のことちゃんは19歳、

なんにもしていない。

社会的にみると家事手伝いというのだろうか。


日々を気ままに暮らしている。


そんなところを自分とシンクロさせながら読んでみたり。

買った当時はまさか自分がそうなろうとは、

まるで思ってもなかったのに。


でもあの当時、ことちゃんの気ままさ

ずいぶんと憧れたことは覚えている。

律のような小さな弟も欲しくなったし、

深町直人のような静かに笑う恋人も、

正方形のような折り目正しい家族のカタチにも、

まるまる全部憧れてた。


物語というのは、

時と共に内容が変わる。

正しくは内容そのものではなく

読み手であるわたしの

物語の捉え方が変わっているだけなのだが。


ことちゃんのような気ままさは手に入れたはずなのに、

いつでもシーソーみたいに、ぐらぐらなわたし。

深町直人もいなければ、

正方形の家族もない。


でも、それでいいんだ。


わたしはことちゃんじゃないんだから。


新緑のこの時期、

中学生の時のわたし

今のわたしはどう映ってるのかなー?なんて思いながら、

最後のページをめくった、今日の午後

アイドルより、アイドル!

アイドル


SMAPよりもがぜん、

わたしの中のアイドル

タモさんです。


タモさん、今日は冷汁作ってました。

作り方はわたしの父とほぼ同じで、

我が家の冷汁うどんが猛烈に食べたくなったのでした。


あー、

わたしってば、

ジャニーズの

イケメンアイドルよりも

タモさん

みうらさん

リリーさん糸井さん安斎さんいとうさん・・・

(挙げたらキリがないけれども)

だらしない大人のことを考えていることの方が長い。


って、一体それは大丈夫なんだろうか(笑)

美しい1日。

Earth Day に行って来ました。

22日、和豪 というアーティスト見たさに!


当日、母の肩たたきをしていたら、

乗りたかった電車に乗れず・・・。


会場に着いたら

和豪はラスト2曲目を演奏してらっしゃいました。


ま、いいか。


Peace[和]という名のその曲は

周りの緑が澄んで見えて、

そういったカラダで感じるべきものすべて

響いてくるようでした。


ゲストボーカルの女性の纏う韓紅(からくれない)色が

ひらひらと目に飛び込んできて

それと同じように

彼女の発する声もゆらゆらカラダに届く。


色と音、

どちらも美しくってを向いてしまった。


尺八の音色も

ディジュリドゥの音色も

ステージ上で発せられる音すべて

外の世界と共鳴している感じがしまたよ。


見終わったら、

現地に先に来ていたおともだちと合流。


ケバブ片手に生ビール。


サッポロビールの麦芽を食べる。

その麦芽を実際に買い付けてらっしゃる方と

お話させていただいたのだけれども

とても面白いお話でした。

仕事に誇りを持ってらっしゃったし、

なにより存分に楽しんでおられるようでした。

ステキなことです。


いつか毎週のように応援していた青年を発見!

彼ともごく自然にお話させていただきました。

飾ることのない等身大さ

大きめ大きめな方だったので、

こっちも気軽に「じゃあねー!」と言ってしまったり。


いつも見えないけど

お世話になっているメーカーさんとであったり、

アイヌ語で「とても美しい」という意味を持つ

sipilica (シピリカ)というブランドのネックレスを買いました。


sipilica


なにか突然きゅーっとひきつけられてしまった作品でした。

糸の色作家さんの想いが美しかったのです。

作家さんもとても丁寧に対応してくださって、嬉しかったな。

夏頃に鎌倉にお店がオープンするそう。

ぜひとも足を運びたーい!


で、なんで写真がこれしかないの?

しかもさっき撮影

ってな感じですが、わたしの場合、

現地が楽しすぎると写真は二の次になってしまうのです。


だってさ、

撮ってる場合じゃない!

思う存分の楽しさわくわく

カラダに詰め込まなきゃならないんだもの。


夕方になるにつれ人は盛りだくさん。

心残りもあるものの

23日は、もう、いいやって感じになってしまいました。

地球を想うイベントなのに、

図らずもそうでなかったりする光景や

規模が大きくなったが故のジレンマが、見え隠れ。


でもトータル的には得るものも多かったので満足の1日


朝からいくつもの偶然を経て、

美しい1日の終わりを迎える。

縁あって。

つながる、つながる。

どんどん、つながる。


18日と19日が

あまりにも濃い!2日間だったので、

その思い出とともに本日を暮らしました。


(アイルランドの)サブちゃんを聞きながら、

たまっていた洗濯物を片付ける。

郵便局と銀行に行って、夕飯のお買い物。


それでまた、やっぱりあの日のことを思い返しています。


生の子守唄とともに眠りについたことや、

翌日の公園遊びがくるくる頭をめぐります。


19日は、

夕方から大切な人と約束があって

少し酔っ払った状態で(今思うとかなり失礼だ!!)

待ち合わせのお店にたどり着きました。


その人とは仲人さん(お店の方です)を介して

今回、初対面。


仲人さん幾人かは

もう満足いくしあがりでにこにこ顔。

わたしたち2人が合わないわけがないっていう

そういった自信でね。


その自信というか確信は

わたしたち側もそれぞれ持ち合わせていたのだけれども、

お互い初対面を苦手とする人間だもんで、

ややぎこちなさもあり、

それもまた心地よかったり。


時間の許す限りということで、

2軒目へ。


そこではわたし1人では絶対に出会えない方々

ご一緒させていただく偶然に立会うことに。

不思議というか非日常の一幕

いい経験させてもらってるな~、としみじみ。


ぎこちなさを和らげてくれたものは、

おいしいお酒おいしいごはん

そしてゆるやかな音楽

店員である仲人さん


わたしたちの

お店を介して繋がったわけだけれども、

その向こう側にはまだまだ広がる景色が見えたのです。


帰りに頂いたお手紙を開くと、

目の前でお話させていただいた通りの

あの人らしさのこもった文章

これまたあの人らしい美しい文字


わたしってば、

酔っ払った状態メールを打ったことを後悔しましたよ。

わたしのお礼のメールは

今読み返すと支離滅裂のへんてこりん

始まりから終わりまで失礼な仕上がり


またお会いできるといいな~。

その時は酔っ払っていないようにしよう!